3月1日に地球交響曲でクジラの歌を聴き、海洋生物学者・ロジャー・ペインの優しさがこもる話を聞き、私も漸く反捕鯨に理解をしなくては、と思うように感じた。
今、私がクジラの肉を食べる事は1年に1回かそれ以下である。
ところが、翌日のシーシェパードの問題が起こり、特に船長の“象の密漁者は見つかれば射殺されるのに、この程度は当然”のような野蛮な発言を聞き、前文の感じが即、無くなってしまった。
もう20年ほど前の事:
オランダの取引会社に行き仕事を終えて帰り掛けに何時も日本の私からのコレポンを取り扱ってくれているSに私のホテルでビールを飲まないかと誘うと喜んで来た。
色々話した後、
彼は:
私はグリーンピースに属している。 日本人はクジラを食べる事を辞め捕鯨をやめるべきである。 その理由はクジラが哺乳類で非常に賢いなど等。
それに日本人は今金持ちだから別の物を食べれば良い。
私は:
日本人の食生活、捕鯨の歴史、クジラの完全利用など等唱えたが、彼は皆クジラで無くとも他に代替できると主張。
売られた喧嘩に感じた私は最後に:
オランダ人は牛肉を食べるのを辞めろ、と言うと
彼はキョトンとしなぜ?
いいかい、お前の家の窓から毎日牛が見える。 牛もクジラと同じ哺乳類でそれなりの脳を持ち牛同士では会話もしている。 そんな身近に居りつぶらな瞳を持っている牛をお前達はただ食べる為に殺しているのだ。 それも大量虐殺している。
彼は少し面食らったが:
イヤ、牛はもともと家畜として人に食べられる為に生きている。
牛は私達のほんの身近で飼われている。 オランダでは本当に居間から見える。 大きな体で脳も大きいし牛の鳴き声は誰でも知っており、牛同士コミュニケーションを取っている。 そんな牛は世界中で毎日屠殺されている。
一方、私達はクジラが生きている姿を目撃する事は殆ど無い。 大きな脳を持ち鳴き声でコミュニケーションを取るこの海の哺乳類は大量に魚類を食べる。
私には牛もクジラも同じ哺乳類。 家畜ではあるが、なぜ牛は殺して良く、クジラはダメなのか理解出来ないですね。
想像話:
日本の調査では世界の海でクジラの個体数がかなり増えている。
一方、日本人のように魚を食べる民族は一昔前までほんの少しであったのが、ここ十年来、魚の多いスシ等日本食の健康性が理解され世界中で魚の需要が大きく増え、すでにマグロ等、日本人が購入に負けるケースが増えています。
今後益々漁業が増大し、やがて世界中で魚の数が激減します。 そうすると個体数が増大し大きな一口で大量の魚を食べるクジラと人間との間で魚の奪い合いが起こる。 生きて行く為に、背に腹が変えられぬシーシェパードの連中もやがて捕鯨でクジラの個体数を減らし、ついでにクジラの肉も日本人に習って食べようとなる。
シーシェパードは、かってはグリーンピースの過激派で今はグリーンピースとは別組織のようです。
あの船長の顔や語りを聞くと、矢張り彼らは環境マフィアでしか無い。