真田庵 102911
九度山駅から慈尊院へゆく途中に真田庵がある。
長年に亘りここを訪れたいと思っていた場所です。
真田三代記や真田物の小説は殆ど読んだから関ヶ原の後、雪村と共にここに蟄居させられた昌幸の無念さを思う。
境内に昌幸のお墓があり篤く手を合わせる。 1600年の関ヶ原後に家康は真田親子を九度山に蟄居させ、昌幸は1611年にここで亡くなった。
墓は信州の松代、上田にもあるそうです。
境内には“炬燵して 語れ真田の 冬の陣”の蕪村の句が石塔に掘られている。
そしてもう一句“かくれ住んで 花に真田が 謡かな”
蕪村は1716年生まれで1784年没だから昌幸没後150年頃に詠んだのかな。 ここに来て詠んだようです。
蕪村は大阪に生まれた故に大阪城を守り最後まで戦った真田雪村の特に冬の陣の活躍を150年過ぎても大阪で語られて居たのであろう話が気になってこの句を詠んだのかも知れません。
初めて来た九度山という所は高野山の上り口でもありそれなりに賑わっており思っていたよりも開けた場所でなんだか安心(?)しました。
それと上田城から見た千曲川と真田庵(もしここに真田親子が住んでいたのであれば)から見える紀ノ川と似ているような気がする。
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