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May 10, 2011

生肉 051011

私は信州諏訪の生まれで、小さい頃の記憶であるが肉屋の看板は“牛櫻豚”と書いてあった。 信州の中でも諏訪と伊那は馬肉を食べていた。

私の家では年に数回スキヤキをしたがほとんどは馬肉でした。安いからです。

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日露戦争から帰った祖父は、そのスキヤキが馬肉であれば決して食べなかった。二○三高地での戦の時に馬のお陰で命が助かり、その時に生涯馬肉は食べないと誓ったそうです。

親は、刺身で食べられるのは馬肉だけで牛と豚は寄生虫が居るから食べるな、と言われて、私はそれをほぼ守って来た。

しかし過去に2回、生牛肉を食べた。

1.山形のお客さんから、これは一頭で極一部だけ(確か数キロ)、それも極一部の店だけで食べられる刺身を勧められ美味しくたべた。

2.20年ほどまえか、スイス人の案内でドイツを回って居るときに田舎のホテルの大きなレストランのメニューに表示されているタルタル(ターター、とも言う)ステーキ(生肉を潰してスパイスを混ぜボコット皿に乗せて食べる)をみて、スイス人にこのレストランのタルタルは大丈夫かなと聞くと、ここは大丈夫だよ。 で、食べたがその夜から3日間、強烈な下痢に襲われ、アウトバーンを走り2時間置きにトイレ休憩が必要となった。

だからそれ以降、牛の生肉、ユッケ等生肉には決して手を出さなかった。

また、ステーキの焼き具合はそれまでのミディアムレアーからミディアムウェルダンに変更した。 

今の問題は寄生虫では無く牛の腸内菌のようだが。

TVのニュースで熊本の馬刺工場の衛生管理を知ったがあのような厳しい管理で作るのであれば馬にも似たような菌が居るんかなー!

いずれにしても、牛の生肉は今後一切食べまい。

四つ足動物の肉を食べる事は日本人の体質に合っているのかな?

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