下社の木落とし・・・血が燃える
木落としが終わって木落とし阪の上から下を覗く。
ここからせり出した御柱の先頭に座り柱と共に落ちるのは、普通の人間のではとても考えられない。
春一の曳航側に添って歩いてみた。
そして春一、春宮一之柱が落ちるのを見た。
木落としで御柱の先頭に乗る人の心境はどうなのだろうか?
こんなように想像した。
曳航中、殆ど先頭に部におり、木遣りを聞き、周りの仲間のヨイサ、ヨイサ、の掛け声でだんだんと気分が高揚してくる。
木落とし坂の上に来て、そして御柱の頭が阪から3-4mセリ出す。
下で、周りで待つ観客は、中々落ちて来ない御柱に不満げになるが、周りの仲間の、そして氏子の心が一体化する為に時間が必要なのです。
ここで木遣りが聞えると恐怖心が昇華される。
そしてヨイサ、ヨイサで仲間が自分を押し出してくれる。
周りの騒音が一瞬無くなった時、自分の心が仲間や氏子の心と、そして御柱と一体になって落ちてゆく。
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