野村別邸 040409-2
何時も永観堂の前を通るとき目にするこの屋敷の門は閉まっている。
この屋敷は野村別邸・碧雲閣で野村ホールディイグが所持しており普段は非公開。 それをマイスターの友人が見学出来るよと。 それで急遽マイスターの希望者と山の会の希望者をつのり約26人で入場した。
野村の二代目が設計して大正年間に約10年をかけて完成したという。
残念ながら内部は写真撮影禁止で目に焼き付けてきた。
庭は直ぐ後ろの南禅寺山を借景しており非常に距離が近いから一体となって壮大に見えます。
主屋に入れました。
先ず、16畳敷き位の板の間に能舞台。
その手前に8畳位の畳敷きが有り円テーブルと椅子が4脚。
皇族が来た居りに使ったようです。
廊下で繋がった大広間には皇族用に一段上がった畳敷き。
通常はこの大広間から庭空間を隔てて能を見る。
驚きはその廊下。
1間丈の古い一枚ガラス戸とそれを支える上部レール部全体を支える約40cm角材で長さ16mの無垢のひのき材。 そのひのき材は反対側に錘のある数十の桁によって吊り下げられている。 だからガラス戸は建築当時と同じく軽く開けたて出来る。
驚きの材料使いである。
友人にたのみ、出来たらこの秋にも秋色のこの庭を見てみたい。
« タバコ | Main | イトコ会―4月19日 »
「コラム」カテゴリの記事
- WOOLHORSE 再び 10212014(2014.10.30)
- 防鳥ネット 06042013(2013.06.04)
- 叔母の葬儀 03152013(2013.03.28)
- 防鳥ネット 05302012(2012.06.02)
- 護衛艦“いせ” 02122012(2012.02.20)
The comments to this entry are closed.
Comments
こんにちは。
野村邸、とても素敵な建物のようですね。
こちらに住むようになり、
オランダやヨーロッパのお城やかつての貴族邸宅など
古い建物も時々見にいきますが、
その度に「ああ私はなんで日本にいたときもっと日本の歴史ある建物を見てこなかったんだろう・・・」と残念に思います。
上の野村邸は一般公開されていないとのことなので無理ですが、今度日本に帰ったらいろいろな日本の歴史ある建築を見てきたいなあと思っています。
Posted by: tulp | May 12, 2009 04:52 PM
tulpさん
私もヨーロッパ出張が始まった頃には全く同じ思いでした。
その後、自分で歴史や古い建造物を見て回りました。
大阪は京都、奈良に近く色々機会がありました。
この野村別邸は公開されていないのですが多分このように素晴らしい建造物は日本のアチコチにまだ有ると思いますね。
tulpさんのブログにコメント載せる事方法は?
Posted by: shima | May 12, 2009 09:35 PM