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December 17, 2008

観月洞

漸く12月10日にコンテンポラリ・アート展が終了しました。

今年も140点以上の力作が出展され盛況でした。

私の作品「は観月洞」

3年ほど前にお祭りで和歌山の自治体が虫食い木をスライスした物を売っており、形が面白いから購入したが、この3年間、戸棚に置いたこの木を見る度に“早く何とかしてくれ”と催促されている様な感じを抱いていました。

この夏に、中心部の突起状に残された部分に坐像を彫れるのでは無いかいと思い、ナイフと彫刻刀で彫り始めた。

ところがこの虫が食べ残したこの場所は固いのです。 安物のルーターを利用して直系3-4mmの研磨ヘッドで削ろうと試したがなかなか削れません。 

当初、とにかく人間が座っている姿を彫ろうとしていましたが、木の堅さ故、思った彫りが出来ず、従って、彫れる方向に修正している内に上半身裸のお坊さんのようになりました。 但し頭部半分は初めから有った部分で手の入れようが無かった場所です。

私のブログ10月20日の“あかあかや”を載せた時期でしたので、その写真のお月さんと海面の写真を組み合わせ夜の海面として背景を作り、お月さんに向けてLEDを発光させました。

この作品、私が作成(彫った)したのは中心の小さな坐像だけで残りは全て虫が食べ残した物です。

更に表面はペーパーを沢山使って鏡面状に磨きました。

幅29cm、高さ17.5cm、坐像は高さ1.5cm。

Photo Photo_2

展示高さが腰の高さの為に見難く、はたして展示会来場者が気付いてもらえるか少し心配でした。

ところが、鳥羽僧正の鳥獣戯画の模写を出品された作者が、「これは、高山寺の明恵上人樹上座禅像でしょう?」 と聞かれ答えに困った。

さらに何時も寺社を回り仏像を鑑賞している人が「この坐像は、このライトで、この方向から照らして観てもらいなさい」と言ってそのライトを私に貸してくれました。

不思議:

    坐像の形は私の意思よりも木の堅さが導いた。

    製作中、明恵上人の“あかあかや”が絶えず頭の中に浮かんでいました。

    明恵上人樹上座禅像の話。(聞くまで私はその存在さえ知らなかった)

坐像の写真はマクロを使ってもピントが合わない。(私だけでは無く)

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Comments

shimaさん
とってもステキな作品ですね~。
目に見えぬ何かに導かれて観月洞が完成したような・・・不思議な感銘を受けました。

Posted by: zucca | December 19, 2008 09:49 PM

zuccaさん
実物はもっと良いのです!!
自分の作品を長々と紹介するのは、所謂、私が芸術家で無い証拠です。
誰が見ても解る作品ししなければ、と思っています。

Posted by: shima | December 22, 2008 12:35 AM

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