シャンソンの後
先日のパリの話で思い出した。
土、日の二日間でルーブルやエッフェル塔、等を見て午後の列車でバーゼルに行き、列車を乗り換えようとするが日曜日はあまり列車が無い。
ようやく乗った列車がスイスの田舎駅に到着したのは真夜中を過ぎていた。
駅から坂道を上がって10分くらいでホテルに着いた。
所が:
呼び鈴を鳴らしても、大声を出しても誰も出てこない。
如何し様も無く、ホテルの前のベンチをぼんやり見ながら、此処で寝るかと考えていた。
すると、何処からか警官が来た。
事情を説明すると彼もベルを鳴らし大声で叫んだが反応が無い。
彼は暫く考えて、「下の駅へ行こう。 そこからホテルへ電話する」
そんな事をしても無理とは思いながらも時間は幾らでも有るし彼と一緒に駅にゆき、警官が駅員を捕まえ電話をした。
警官がなにか話している!
「OK,ホテルのマダムが待っているから直ぐ行け」
御礼を言って、ホテルに行くと、ドアの前でマダムが迷惑そうな顔をして待っていた。
「12時までは待っていた。 来ないから、何処かに泊まったと思って寝ていたよ」
今だったら携帯がある。 でも当時はこんな事が起こったのである。
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