芦生の秋 パート2
山奥の朝は静かに明けて行く。
簡単な朝食だが珍しい干し魚が(名前を聞いたのに忘れてしまった)旨かった。
今回も案内人登尾さんのガイドで森を歩く。
京大はこの芦生の森を地元から99年契約で借りているが期限はあと数年。
継続出来ればよいが、出来なければ京大が守って保存してきた森は商業活動に蹂躙される事は必至であろう。
しかし独立法人の京大も効率化を求めざるを得ず、これからどうなる事やら。
許可されたマイクロバスしか通行出来ない細道を行くと、何と映画の撮影が行われておりその為に20程の車が入っている。
誰かが「カムイ伝」の撮影だと言っていたが、この自然の中で撮影する必要があるのかな。
色はあまり冴えが無いが自然の秋の彩りを楽しめた。
落ち葉の色が面白い。
カシノナガキムシの侵入に依って枯死した大木がかなり見える。
この虫を防ぐ有効な手段はまだ無い。
赤い“マユミ”とコバルトブルーの“サワフタギ”の実対称的な色合いが良い。
由良川の源流を通リ杉尾峠に上ると展望が開け、もすこし天気が良ければ日本海も見えるのだが残念。
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Comments
shima様。芦生の森は宝石のようです。京大の
維持があったればこそ、の自然ですね。
山の匂いが漂う紅葉の落ち葉! マユミの
赤い実の可愛らしさ、サワフタギの神秘な青!
嬉しく堪能させていただきました。ありがとう。
Posted by: nekozizou | November 23, 2007 03:07 PM
芦生の森の秋 素晴らしいですね。
落ち葉を踏みしめながら 林を歩くのって気持ち良さそうです。
京大に感謝ですね、それもあと何年かで契約切れ
その後が木(気)になりますね(^^ゞ=変換ミス
京大には頑張ってもらって 貴重な自然をずっと保っていってほしいです。
サワフタギの実は美しい色ですね。
染色には使えないのかな?キレイなブルーがとれそうな気がします。
Posted by: zucca | November 24, 2007 09:05 AM
nekozizouさん
本当に気持ちの良い森です。
京大はこの森を90数年に亘り自然の植生に殆ど手をつけずに守ってきたのです。
いま、観光客が自由に入れる訳では無いようですが、不便でも荒らされる事から森を守ってくれます。
Posted by: shima | November 24, 2007 09:18 PM
zuccaさん
そうです。京大に頑張ってもらうしかありません。
我々が利用する事がほんの少しでも寄与すれば、と思っています。
サワフタギの色は本当に綺麗です。
染色に使う、、
解りませんがあの鮮やかな色がそのまま染まると凄いです。
Posted by: shima | November 24, 2007 09:22 PM