シャンソン
仲間のシャンソンの発表会に行った。 場所はリッツ・カールトン。
その彼女は綺麗なドレスを着、普段見る事の出来ない自信に満ちて堂々とした声で歌っていました。 凄いなー!
写真を撮ったのですが遠くて暗くて残念。 でも雰囲気は感じられる。
当然なのでしょうが会場へ行って気が付いた、男が居ないんです。
約200人以上の観客中、多分10-15人程度!
もう35年以上前か、スイスでトレーニングを受けていた或る朝、天気が良いと言う理由だけでパリへ行こうと思い立ちスイスエアーのショルダーバッグ一つ持ってバーゼル駅で乗換えてパリに12時前頃到着。 駅で安宿を探しチェックインをすませ直ぐに町に出て昼食を食べる所をさがした。 駅でもらった簡単な地図を頼りに歩き出しモンマルトルの丘を目指した石畳の緩い傾斜の小道が三叉の角をつくりその角に小さなレストランがあった。
入ると客は私一人。 とりあえずメニューを貰い定食らしい物の中から一つをえらんだ。
すると若者(30前位)がギターを取り出し“ラ・メール”と唄い出した。
フランスやパリについて何の知識も持たずに来た私でもこれがシャンソンだとは解った。 時に強く、小声になり、哀愁漂う唄。彼は私の目を見つめ、なにか恥ずかしくなって視線をそらすが又、合わす。唄が私の心に届いた。 そして終わった。 当時たった一つ知っていたフランス語、メルシーを連発して握手した。 その時の直感で、これは演歌だなと思った。
それから、稀にフランスに行った時に聞くシャンソンは小さな居酒屋でタバコの煙と一緒に聞いた。
当時のフランス映画に流れるシャンソンもなぜか居酒屋のシーンにかぶっていた記憶がある。
この大きなホールでかなりの音量で聞いた歌は私が聞いたシャンンソンとは少し違うようでした。
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Comments
シャンソン 私も大好き。特に エディット・ピアフが。
シャンソンも演歌も バタクサイかもしれませんね。
こてこてのシャンソンが私も好き。
銀座にも小さなシャンソンバー(と言うのかな)があって、昔 何度かいきましたが、とてもよい感じでした。
今もあるのかどうかわかりません。
Posted by: zucca | November 08, 2007 09:51 PM
zuccaさん
私は場末の小さなバー(居酒屋)で押さえた音量で聞くのがシャンソンと思っていました。
この友人の先生は昔、宝塚でベルバラの準主役を張っていた人だそうです。
だから、か? 煌びやかで、華やかで、そして越路吹雪的で。 これはこれで良いんです。
私の思っているシャンソンとは又、別物のようです。
Posted by: shima | November 08, 2007 10:52 PM
shima様。いいですねぇ! シャンソン。
私も新宿やお茶の水の喫茶店、銀座の小さな
クラブでよく聴きました。テーブルのすぐ向こう
ピアノの傍に立つ歌手の「さくらんぼの実る頃」
「ラ・セーヌ」「愛の讃歌」などなど・・。
越路さん(コーちゃん)全盛時代でした。
いまだに好きなのは歌詞の物語とやわらかな
メロディーが心に沁み入るからでしょう!
Posted by: nekozizou | November 11, 2007 02:45 PM
nekozizouさん
私はシャンソン通では有りませんが
聞くのは比較的小さな空間が合うような気がします。
私がパリで聞いたラ・メールは一生忘れない唄ですね。
Posted by: shima | November 12, 2007 12:38 PM