昇るサギリ
大賀ハスを見に行く途中の古座川の川面にサギリが出ていた。
サギリ、私は早霧と書いてサギリと思っていた。 サギリは、
琵琶湖周航の歌に唄われている:
我は湖(うみ)の子 放浪の
旅にしあれば しみじみと
昇る狭霧や さざなみの
滋賀の都よ いざさらば
作詞は小口太郎、諏訪中(現、精陵高校)から三高(京大)へ行きその時に
作詞した。
多分、故郷諏訪湖の情景を思い出しながら作ったのではないかといわれています。
諏訪出身の私は、子供の頃、早朝に諏訪湖の瑚面に並行に立ち上がる霧をサギリと呼ばれていた記憶がある。だからサギリは“早霧”だと思っていた。
ところが、ウェブで見た殆どの琵琶湖周航歌詞のサギリは上記のような“狭霧”である。
どうもサギリは“狭霧”のようですが辞書を見ても“狭”にはあまり意味がないようです。(元は神話のようですが)
和歌山のある場所で“朝霧”をサギリと呼んでいる場所があり、これが私のサギリに近い表現でした。
“早霧”と言う言葉表現は無く私の完全な誤解であった訳です。
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Comments
先ほどコメント入れたのですが
拒否されてしまったようです。
もう一度だけ、やってみます。
狭霧 狭い霧のようで、なんだかイヤですね。
早霧 この方がきれい♪
朝霧 これで「さぎり」と読ませるなんて素敵です。
日本の言葉って、奥が深いですねぇ~
今度は大丈夫かしらん???
Posted by: なを | July 30, 2007 10:45 AM
なをさん
お手数をかけました。
もうすこしこの面倒なやりかたを継続します。
ごめんなさい。
私も狭霧はピンときません。
早霧はどうも自分の勝手な思い込みのようでした。
でも、捨てきれず、何処かに残しておきます。
Posted by: shima | July 30, 2007 01:12 PM
狭霧消ゆる港江の 舟に白し朝の霜~
という小学唱歌、うろ覚えですけど、
狭い、という字。私も早霧のほうがいい
と思います。
以前、紀伊勝浦の入り江の宿で、早朝
すご~い早霧の走るのを観ました。夢の
中に迷うような不思議な光景でした。
Posted by: nekozizou | August 03, 2007 03:23 PM
nekojizouさん
あー、知ってるような気がします。
狭霧だったのですね。
紀伊勝浦ではサギリと言っていましたか?
早霧、或いは朝霧かなー
でもサギリという言葉はすきですね。
Posted by: shima | August 03, 2007 09:27 PM