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July 2007

July 29, 2007

昇るサギリ

大賀ハスを見に行く途中の古座川の川面にサギリが出ていた。

サギリ、私は早霧と書いてサギリと思っていた。 サギリは、

琵琶湖周航の歌に唄われている:

我は湖(うみ)の子 放浪の

旅にしあれば しみじみと

昇る狭霧や さざなみの

滋賀の都よ いざさらば

作詞は小口太郎、諏訪中(現、精陵高校)から三高(京大)へ行きその時に

作詞した。

多分、故郷諏訪湖の情景を思い出しながら作ったのではないかといわれています。

諏訪出身の私は、子供の頃、早朝に諏訪湖の瑚面に並行に立ち上がる霧をサギリと呼ばれていた記憶がある。だからサギリは“早霧”だと思っていた。

ところが、ウェブで見た殆どの琵琶湖周航歌詞のサギリは上記のような“狭霧”である。

どうもサギリは“狭霧”のようですが辞書を見ても“狭”にはあまり意味がないようです。(元は神話のようですが)

和歌山のある場所で“朝霧”をサギリと呼んでいる場所があり、これが私のサギリに近い表現でした。

“早霧”と言う言葉表現は無く私の完全な誤解であった訳です。

Kawamo_2

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July 28, 2007

大賀ハス

串本で一泊した翌朝、個人の休耕田で大賀ハスを栽培している所を見に行った。

最盛期は過ぎたが大きなハスを鑑賞できました。

ハス池も横の川も水が綺麗です。

一週間ほど前のNHKで放映されていたようです。

Ohgahasu Ohgahasu_2

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July 26, 2007

串本は テーブルサンゴ

7月21,22日はサンゴの観察実習で本州最南端の串本へ行った。

黒潮から分かれた紀南分支流が串本の沖で東西に別れ東流は串本の西岸に当たるから海水の温度がサンゴ生育に丁度良く120種のサンゴが有るという。

21日はしかし前日からの雨で海水が濁って見通しがなく観察船の出航は取りやめられた。

しかし幸運にも22日は朝から晴れ渡り海水の透明度もグンと上がり貸切の半潜水艇でサンゴのポイントを回ってくれた。

初めて見る野生(自然)のサンゴである。Hensensui

Table_coral

テーブルサンゴが沢山見えたが、その量はなんと串本が日本一だそうである。

意外と魚も観察出来た。 褐虫操が光合成で作る栄養はサンゴに供給し更に周りにも排出するから、それを食べに魚が寄ってくる。

海水温が上昇すると褐虫操はサンゴから逃げ出すといわれ、そうするとサンゴは白化してやがて死ぬ。

ここの水族館ではウミガメを飼育しており池の横の砂地に産卵していた。

Umigame_1 Umigame_2

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July 24, 2007

1984年の春頃に

当時、スイスのメーカーL社の日本子会社を閉鎖するに当たり商権と従業員を引き取るようにとスイスのオーナーから当時の私の上司に要請があった。

もともと私が働いていた会社がL社の代理店であったのに、L社の意向で独立した日本小会社である。 感情的には許せない。

しかし、オーナーの意向に逆らえず受け入れる。

夏前か、従業員が私達の部門に配属され独自の課を構成した。

その中に、Iが居た。

暫くしてIの能力に注目しはじめた。

よく、一緒に飲みにもいった。

そして彼の能力を欲しいと思った。

4-5年を経て混在組織となり殆ど部内に一体化された。

彼はその頃、上司との葛藤に悩み、時に上司忌避を訴えた。

禁じ手である。

出来たら私のグループに入れたいと思っていた私は、その為に組織改革の度に、だれにも、本人にも解らないように働き結局私のグループに入れた。

独立してオランダの会社の日本法人設立し、私がそこを辞める時に彼を後継社長に指名した。

2年前に彼は頭部切開手術をし、そして2年後の今、7月15日の朝、他界してしまった。

この春の、も一人に続いてである。

2人共若すぎる。

彼の祭壇には熊野古道の本が飾られていた。

彼は八軒屋跡から始まる古道を一人で歩き堺近くまで達していたと思う。

やがては奥掛を考えていた。

私が奥掛をする時は必ず彼を熊野の先の西方浄土に送り出そう。

   台風(かぜ)が去り 蝉声盛り 君が去る

千の風になって自由に流れて星になれ

(私のイラスト星空は度々登場)

Hoshizora

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July 14, 2007

コモンスタイル

アリソンがアメリカに帰る。

そのサヨナラパーティーが7月11日に行われた。

マイスターの講義が終わり、反省会をして森之宮から中津まで自転車を飛ばす。

22時15分頃か、到着して間に合った。

「アリソン、遅くなってすまん。 せめてサヨナラを言う為に自転車を飛ばして来たよ」

「有難う」

テキサスに帰り自分の好きな陶芸を知り合いの工房でやるそうだ。

テキサスにも粘土は有るといってた。

Alison_last Alison_far_1

この雰囲気!

アバンギャルドな雰囲気を醸しているその中心は訳の解らぬ装置をチューニングしている男、ギターらしき装置で音を出している男、キーボードらしき物を仮面をかぶって操っている女、の3人組が音楽とは思えぬ音を出している。

この3人は、今日即席のバンドを組んでアリソンを送り出すのだそうだ。

15-6人の多分外国人の方が多い観客は笑っていない、結構真剣に見ている、聞いている。

この動画で雰囲気を感じて下さい。 画像圧縮で画質も音質もかなり落ちてしまいました。

「alison_32.wmv」をダウンロード

フーム、コモンスタイルらしい?

アリソンにも一度サヨナラを言って自転車にのる。

どうゆう訳か「明日はー、明日のーかぜーがふくー」を唄いながら帰宅。

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July 09, 2007

セアカゴケグモ

7月7日は大阪南部の公園でクモの生態実習を行った。

多分、昨夜の激しい雨の為か、始のうちはクモはあまり見えない。

やがて目が慣れてくると見え出す。

しかし何れも小型で、子供の頃に多く見た大型のクモがいない。

セアカゴケグモ、聞いた事がありますか?

そうです、外来種の毒クモです。

それが居たのです!

格子の下が生息地。  多分7-8匹捕まえてアルコール漬けにした。

公園の作業員に話したが、あわてておらず、特に捕獲行動はしていないようです。

先生の教え子で12歳位のクモ少年が合流した。

彼は昨年セアカゴケグモに噛まれ包帯できつく縛ったので痛みが長引き、翌日は指が膨れて関節が曲がらなくなったと言っていました。

噛まれたら縛ってはいけない、患部を冷やせと言ってました。

何時の間にかこのクモの生息地が広がっているようです。

Sany0218home Deth_imitation Seaka Rannou

下記はウェブから見つけた注意事項:

毒は獲物を咬んだときに、獲物の体に注入されるもので、神経毒である。しかし、性格はおとなしく、手で直接触ったりしなければ咬まれることはない。また、その毒性も死に至る例は非常に少ない。オーストラリアでは古くから代表的な毒グモとして知られており抗血清も存在する。日本でもセアカゴケグモの発生した地域の医療機関で抗血清を準備しているところもある。咬まれた部位は、ちくっとした痛み、あるいは激しい痛みを感じる。その後、咬まれた場所が腫れ、全身症状(痛み、発汗、発熱など)が現れる。咬まれたら、特に子供は、医療機関での診察が必要である。

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July 08, 2007

神の火

神の火

10年程前か、最初に高村薫の本を読んだのが「マークスの山」そしてこの「神の火」をよんでこの作家が今までの日本の小説家とは違い、資料を良く調べ話を緻密に組み立て海外の小説家のようである事がわかった。

今回、大飯原発の構内をバスで回った時に「神の火」に出てくるのは音無原発だが実際は大飯原発では無かったのかなーと感じたので帰宅して「神の火」を拾い読みしたが確認出来ず。

しかし、関電の社員が説明した放射能レベルについて高村は原子炉を攻撃する主人公に下記のように説明させている。

「ところでなあ、浩二。原子炉の蓋やが、開けても中は見られへん、いうのはなんでや」

「原子炉は止まっても、蓋を開けることは前提にしていないから、開けても安全な程度までは、ほう酸水の濃度を上げていない。要するに俺たちは、空けてはならない状態で、強引に開けるということだ」

「放射能が漏れるんか」

「ああ、だからロボットがやるんだ」

「人間が近づいたら死ぬ?」

「いいか、草介。人が死ぬような放射線といえば、三千から四千ミリシーベルト以上だ。そんなものすごい量の放射能を一度に浴びれるのは、チェルノブイリのように炉心が融けて剥き出しになる事故か、核爆弾しか考えられない。だからこんなふうに考えてほしい。

人が健康に生きていくための許容被爆線量は、年間五ミリシーベルト。胃のレントゲン検査一回で約4ミリシーベルト。 原発から出る放射線量は、年間〇.〇五ミリシーベルト以下。 それよりは確実に多い。 人によっては身体に影響が出るかも知れない。 危険だというのは、そういう意味だ」

「そうなるとあのチェルノブイリというのは、ものすごい事故やったんやな、、」

「そういうことだ」

一度誰かがこの小説のように原発、或いは火力発電所、等の重要施設を攻撃しようと計画すれば殆ど実現可能ではないかと思われる。

つまり、防御する側の思考が固定的に対し、攻撃する側はあらゆる可能性の中から手段を選べる選択肢があるからである。

北朝鮮、ロシア、CIAと日本の防諜機関、更に政治情勢が複雑にからまるこの小説は意外と今の日本の情勢と合っているので、一度皆さんも時間が有ったら読んでみて下さい。

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July 03, 2007

原子力発電所・関電

かって、私の関電(関西電力)に対するイメージは非常に良かった。

その主なイメージの元は、訪れた黒四ダム、宇奈月から欅平への軌道や阿曽原温泉への水平道を自分で歩いて得た物。勿論、水平道等は関電になる前の戦前の話ではあるがこのような工事を主導して水力発電を開発した、その力と決断力には自分で歩いて見て、その偉大さに直接触れ感服していた。

そのイメージを破ったのが、2004年に起こったパイプ破断による人身事故である。

今回のマイスターコースでの原発見学でどのように感じるのか非常に興味があった。

大飯へ行くまでの関電手配のバスでは関電担当者が基礎知識を説明。

     日本には原発が55基ある。

     内、11基は関電である。

     世界では米国が103基、フランス59基で日本がそれに次ぐ。

     日本の原発比率は30%、関電の原発比率は50%。

など。

そして原子力研修センターに到着。

ここでは実際に原発で働く人達の研修用に実物と同様な、或いは縮小モデルがあってそれらの設備を使って研修する場です。 現在は諸事情により実際の原発は見れない為に私達もここで設備の説明を受ける。

関電の原子炉はPWR(加圧水型)で炉心は160気圧、出来る高温水の温度は約300度Cで循環水に熱交換さた蒸気が発電機を回して発電する。

炉心の反応を制御する為に制御棒が上から落下するとカドニューム等から成る制御棒が中性子を吸収して反応を制御し、或いは止める。さらに炉心はほう酸水で満たされている。 ほう酸も中性子を吸収する。

そして訓練用の制御棒の動き、炉心のモデル、これは実物に等しく、燃料棒の挿入や取り出しの訓練に使っているようです。

Reactor_control Reactor Seigyo Suel_pit_model

またこのPWRは原子力潜水艦等にも使われている。 だから地震の揺れにも強いのか。

一方、東電などはBWR(沸騰水型)で制御棒は下から上昇する。

昼食後、大飯原発を見学したが関電のバスにのりゲートで人数チェックされぐるっと一回りだけでカッカリ。

この研修所での実物を観て模型での説明を聞くとかなりの金と時間を掛けて安全性に神経を使っており、関電に対する印象は大きく改善された。

私の関電に対する要望:

     保全、補修作業は非常に大切な作業であり下請けに出さないで関電自身でやる事。

     廃棄物の処理法を早急に解決すべき。

自分での結論はまだ出ていないが、CO2が出ないシステムとして上記2点が解決出来れば、私は原発支持派にまわりうる。 

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