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November 07, 2006

植物の性

植物の性

地球上の生物の中で先輩の植物は生き残る為に実に様々な手段を持っています。

10月25日の講座は植物の性表現。 Yampolskyの調査で約72%が両全性雌雄同株(例:カタクリ、ホウノキ等)で雌雄異株(クロモジ、フキ等)は4%であるが日本の樹林(或いは温帯、島)ではこの割合が約20%になるという。

さて面白いのはマムシグサで個体が大きくなると雄から雌に性転換をする。 他にウリハダカエデやカラスザンショウ等がいる。

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なかには雌雄異熟というのが有り、たとえばホウノキは雄性先熟で雌期の花と雄期の花がある。 なんとキキョウもそうである。

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また、ナンキンハゼは雄性先熟固体と雌性先熟固体がある。 つまり雄性先熟であれば先ず雄花が咲き、その後雌花が咲く。 この時差で近親配合を避ける。

ほんとうに植物は多様です。

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