風力発電
三重県の伊賀市と津市の中間に青山高原があります。 今は津市に合併され久居町となりましたが、久居(ひさい)市のときに青山高原の笠取山(842m)に風力発電を計画したのだそうです。 当時の久居市は市民の皆さんの賛同を得て作ったそうです。
10月7日に行きました。
風力発電所の設置場所必要条件は:
1.年間平均風速が6メーター以上有る事
久居の場合は年間平均が7.3メーター有りOK。
2.大きな物体を運搬する道路が近くにある事。
山頂公園があり運搬路が確保された。
3.近くに送電線がある事。
近くに自衛隊の基地があり、その送電線を利用できた。
上記2と3は発電所の建設コストに大きく影響する。
また、国からの50%の補助が得られた。
このような好条件に加え売電単価も有利な価格なので設立当初より赤字は無いのだそうです。 久居町直営風車4基と久居町も投資している第三セクターが運営する20基があり異様な風景を作っています。
訪れた10月7日は、途轍もない強風が吹き、発電所付近では安全運転の25メーターをオーバーしたので風車の回転は止められていた。 一時は34メーターの風が吹いたそうです。
風の谷のナウシカでは風車は確か谷に設置されていました。
この山頂一帯に展開する風車の風景は異様ですね。 久居市では“景観に調和したデザイン”と言っていますが暫く見ていると、この光景は自然とマッチしないように見えてきます。 しかし自然の力を利用し発電時に排出物が無いシステムですからクリーンエネルギーその物です。
昼食後に登った青山高原の頂上、海抜756メーターでは、多分風速30メーターは越えていたので、歩くと体が浮きました。
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