生駒棚田
大阪市の中心部と奈良市の中心部に定規を当てて線を引くと生駒山の南の鞍部を通る。そこが暗峠。
つまり昔、大阪と奈良を結ぶ最短路が暗峠街道で今、国道308号線が通る。
車で峠越えをする人も居るが、初めての人はかなりな覚悟が要る峠越えである。
その峠からすこし奈良側に下ると西畑の集落があります。
シニア自然大学の講座生が4年程前にこの集落の人と話し、荒れ果てた棚田を一部借りて手を入れ始めたそうです。
絶えず集落の人々との話し合いと連携の結果、棚田が整備されはじめ、米作りを行い、野菜作りをはじめ、花畑をつくり、侵食された竹林を刈り、桜を生き返らせ、植林をし、椎茸栽培をして、と大きく活動を広げてきています。
私が行ったのは10月1日で刈り取り終わった稲の束が天日で干され、脱穀する予定でしたが雨の為に中止されたそうです。 通常、周りの農家は脱穀機を使いますが、棚田クラブでは従来の方法をあえてしています。
また、当日はコープの人達が参加し菜の花の種が植えられました。 これはコープとのコラボレーションで菜の花から菜種油を採取し天麩羅等に使った廃油を車両用オイルに転換するプロジェクトのようです。
私が訪問した目的は、刈り取られた周辺の竹を使って竹炭にする活動を行っているので、
竹炭を提供して頂き織り込みテストをしたかったのです。
試験焼きの竹炭を戴いてきました。
クラブでは今年、新しい釜を設置して現在、最良の品質を得るための行程管理(仕掛け量・温度・時間管理等)を見つけ出す作業を行っています。
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Comments
shimaさん、シニア自然大学は講義を受けるだけでなく、実際の活動をいろいろされているんですね。
棚田を整備して、作物の収穫までこぎつけて・・素晴らしいです。
竹炭の織りこみ?
竹は空気をキレイニしてくれるし、部屋に置くだけでも 健康に良さそうですよね。
Posted by: zucca | October 10, 2006 09:56 PM
zuccaさん
1年間の講座生を終えた先輩達がグループを組織して非常に広範囲な実地活動を行っています。
この生駒棚田クラブは非常に活発な活動をしています。
10月8日に試織しました。 空気の浄化と飾りを兼ねます。
近日中に写真を出します。
Posted by: shima | October 11, 2006 03:37 PM