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August 28, 2006

イカナゴ夏眠

3月から4月にかけて兵庫県に親戚や親しい友人が居ると名物自家製“くぎ煮”を頂いたり送ってくれるから私は何時も心待ちにしている。

今日(823日)はその魚、イカナゴについて兵庫県水産技術センターの先生の御話を聞いたが、その中でイカナゴが夏眠する事を話された。

関西の主なイカナゴの生息地は淡路島北西部と北東部の水深2-40メーターの浅瀬の砂地で、ここの水温が22-23度になる7月から12月に掛けて砂の中に潜り夏眠する。

高水温を避け、そして産卵準備の為だそうです。

夏眠から覚めたイカナゴはほぼ同じ場所で産卵する。

広島や岡山等最近まで海砂採掘をしていた地区でのイカナゴ漁獲量が激滅している。

イカナゴの生き延びる条件は夏眠に適した砂の有る浅瀬と海水温です。

温暖化の影響による海水温の上昇は冷水系のイカナゴには厳しい事になります。

でもね、魚が夏眠するとは!

写真は水槽でイカナゴが夏眠している様子のようですが先生は自然下で夏眠は砂中に潜って夏眠するからこの写真は誤解を生むと言っておられました。

4_kamin_kakou

英語ではイカナゴをJapanese sand lanceと言い、sand lanceは砂槍或いは砂ヤス。 

先生の話ではイカナゴは砂の中に突き刺すように潜り込むから意外と英語の表現が良いですね。

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Comments

こんばんは~。

冬眠は聞きますが、夏眠もあったんですね~。
その場所に上手く適合させて、動物は賢いなぁ~。
イカナゴは日本固有の魚なんですか?
英名にJapaneseと入っていますね。

Posted by: zucca | August 28, 2006 11:19 PM

イカナゴの夏眠の期間は長いのですね。
砂地、水温、ともに心配な環境の悪化です。
クギ煮のおいしさは格別で、瀬戸内出身の
友からいただいて大切に賞味します。
砂地に逆さに入って眠る姿、初めて見る
ことが出来ました。不思議ですね!

Posted by: nekozizou | August 29, 2006 09:39 AM

zuccaさん
イカナゴは日本固有種ですがイカナゴ属はヨーロッパ全域、アラスカ、北米の北東部など冷水系です。 日本の捕獲量は年間約60万トンですが、デンマークや中国は日本の約4倍獲っているようです。 
このように夏眠する魚はイカナゴ位なようです。

Posted by: shima | August 29, 2006 10:23 AM

nokozizouさん
あの写真でイカナゴが首を出して夏眠している写真は、実験室の水槽で撮ったもので実際は頭から砂に突っ込みほぼ完全に潜るので目視は難しいとの事です。  
クギ煮は旨いですね。

Posted by: shima | August 29, 2006 10:27 AM

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