昆虫
人によっては嫌がる昆虫の話です。
3回に亘る昆虫の話は、アブラ虫と蟻の関係、寄生蜂等で、身近でありながら、例えば今までアブラムシ等拡大して見た事も無い。
7月1日に兵庫県の仁川での観察時に撮影したセイタカアワダチソウに集ったアブラムシ達。 赤は多分、セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ(ネットでの調べ)
アブラ虫には日本には約700種居るそうです。寄生する植物によって蟻が例えば2種類のアブラムシを使い分け蟻にとってより利用価値の高いアブラムシを見分けている。
丁度、アブラムシがお尻から出産している所を撮影できました。 アブラムシは胎生なのです。
アカメガシワの葉の蜜腺に居る蟻を目撃した。
ここに蟻がここに居るのでアブラムシはこの葉に乗れない—ガードマン、いやガードアーント? 写真は少しボケていますが蟻が蜜腺に居る所です。
廃園になった植物園のクリ畑で、クリの枝の根元に寄生した害虫のクリタマバチが瘤を作りその瘤をナイフで切ると直系2mm位の穴の中にクリタマバチの幼虫が動くのが見えました。 この蜂は昭和16年頃昔中国より苗木について来たのだそうで、栗に大きな被害が出た。 この対策としてクリタマバチに産卵して駆除する天敵、チュウゴクオナガコバチ1979年、1991年に矢張り中国から入れて処置をしているようです。
この日の観察でベニシジミチョウがマクロで撮影できました。
また、先日の和知で写真を掲載したクリの実の少し大きくなった形の状態が撮影できました。
蜘蛛が巣に掛かったコガネムシを糸で巻きつけている所を撮影した。
蜘蛛の巣にコガネムシがダイイング・メッセージを書いているのかなーと、思わせる記号模様が見えました。 ネットで調べると、この蜘蛛はコガネグモでした。
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Comments
たくさんの虫の見事な写真ですね。初めて
見る昆虫(蟻、蜘蛛は知っています)の
ことも、アブラムシは胎生ということも
勉強できました。スゴイですね。そんな
なかで、ベニシジミチョウの美しさに気分
が和みます。でも、もとは毛虫なんですね!
Posted by: nekozizou | July 03, 2006 03:43 PM
nekozizouさん
アブラムシ等、いままで見向きもしなかった昆虫に、今は観察しようという態度が出てきたのです。 植物だけが自然では無いという事が解かります。
Posted by: shima | July 03, 2006 09:51 PM
毎回、記事を楽しみにしています。私は実習をさぼってばかりですが、次回は出席します。
栗の話ですが、わが家の栗も”クリタマバチ”にやられっぱなしです(昨年の観察記録の対象にしました)。生物的防除は家庭では難しく、テキスト?によると、害虫に負けない程窒素肥料をやって木を応援する、とのことでした。
Posted by: R | July 04, 2006 11:00 PM
Rさん
そうですね生物的防除は家庭では出来ませんね。
見つけたら手で駆除するとか。
肥料をやって木を強くするーー人間と同じですね。
Posted by: shima | July 05, 2006 10:03 PM
子供の頃から、蜘蛛に、蟻に、蚊に
刺され続けてきましたので虫は天敵なのです。
でも、虫だって生きていかなくてはならない…
自然界の奥の深さを感じました。
蝶もねぇ…
美しいのですが、あの鱗粉にやられて
皮膚科通いをしたこともあります。
(あれは、蛾だったかな?)
悪さをしない蜻蛉だけ 好きです。
って、とても自己中過ぎでしょうか・・・
Posted by: なを | July 09, 2006 08:01 AM
なをさん
私も最近まで昆虫にはあまり興味もありませんでした。
しかし講義を聞いているうちに、生命の先輩である昆虫、特化された機能など優れた生き物である事がわかりました。
外見で判断できませんね。
Posted by: shima | July 16, 2006 09:56 AM