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June 30, 2006

葬式

6月21日に六甲で滑落死した友人の奥さんの通夜と葬式に出席した。

奥さんは一人で出かけこの事故に合い、別の登山者が見つけて警察に通報されて友人宅に連絡があったそうです。

警察の所見では、ほぼ即死状態であったそうです。

通夜の夜の伽を頼まれて気がつけば本人と子供さん以外は参加者7-8人の全てが同じ山の会のメンバーである。

友人は奥さんが山へ行った人達と一番心が通っていた事を知っており、だからメンバーに伽への参加を頼んだのだと思う。

棺を閉める時、そして焼炉の戸が閉じる時に、子供さんが、体から振り絞るように

“お母さん、有難う、お母さん有難う、お母さん”の声は参列者一同の心を震わせた。

本当に情の通った葬式であった。

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Comments

母のお葬式はまさしく近親者のみの とてもよいお葬式だったと今も思っています。
ずっとそばにいてあげられて・・・。思い出したら涙が出てきちゃった(^^;
義父の時は、近所付き合いやいろいろで盛大なお葬式でした。けれど来客の対応に終われ、葬儀が終わると家族は疲れきっていました。忙しさで悲しみがまぎれるなどと言うけれど。
自分の時は・・・やはりこの方と同じように送って欲しいと思います。
今から家族に意思表示しておくことも大事ですよね。

Posted by: zucca | June 30, 2006 01:02 PM

zuccaさん
友人の会社関係の方もおられましたが、
友人、山の会の会員など良く話していた人達が多かったようです。
通常、泣きを堪え、形式的な葬式が多いのですが
本当に情が表れた葬式でした。

Posted by: shima | June 30, 2006 10:25 PM

shima様 不幸は常に突然来る・・といわれますが
山での死は最も予期せぬ最期です。お悔やみ申します。ご家族のご悲嘆は察するに余りありますが、
親しい方だけでの野辺送り、愛情の籠るこのような
弔いは理想の形式です。私もそう願っています。

Posted by: nekozizou | July 03, 2006 03:32 PM

nekozizouさん
形式は通常ですが夫々の時点で家族の感情が表れていました。 それが非常に良かったですね。
情のこもった葬式となりました。

Posted by: shima | July 03, 2006 09:43 PM

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