« 自然のパターン | Main | 虫の足跡 »

June 11, 2006

蝶の感覚

元阪大教授でJT生命誌研究館顧問の吉川先生の講義を研究館で聞いた。

蝶は近視で視力はだいたい1m程だそうで、縄張り意識がかなり強いようです。

水を良く飲むが直ぐ排出するようで、これは多分体温調整をしている。

Shikaku_nawabari Nomu

アゲハ蝶の味覚感覚器は、なんと前足の裏側にある感覚毛の神経細胞が味覚細胞だった。

蝶の味覚感覚の目的は食べる為ではなく産卵する植物を検知する為。

そして先端の穴から取り込まれた産卵刺激物質が味覚受容体で検知され電気刺激で中枢神経に伝達される。

Mikaku_saibou Shikibetsu

アゲハ蝶の食草選択は、その種の子孫繁栄に重要な事で自分の食草を判断する為に、その食草が持っている化学物質の特定は非常に正確に行われています。

当然、各アゲハ蝶の分布はその食草の分布に同じと言う事になります。

最先端の情報を提示して丁寧に説明して戴きました。 

先週、芦生へご一緒された時、先生が取られた写真を見せて戴いたが、同じ場所に行きながらどうしてこうも違うのかと、その差に唖然としました。

添付の写真スライドに紹介されたヘルマンヘッセの蝶に就いてをお読みください!

Helmann

|

« 自然のパターン | Main | 虫の足跡 »

自然」カテゴリの記事

Comments

吉川先生の講義は素晴らしいですね。写真の
蝶たちもヘッセの「蝶について」もまたとない
勉強になりました。ありがとうございます!
アゲハ蝶好きです。こちらではウスバシロチョウ
タテスジアゲハ? クロアゲハなどを見かける
ことがあります。黄色の縞のが山椒の木に産卵
するのも・・・。たった一度ですが、信州の
駒ガ岳山麓の宿でオオムラサキの舞うのを見まし
た。すご~く感動! 蝶への関心が高まりました。

Posted by: nekozizou | June 12, 2006 02:36 PM

「蝶の味覚感覚の目的は食べる為ではなく産卵する植物を検知する為」・・・蝶が止まっていたら要注意ですねって、これは自分の家の植物に止まっている場合ですけれど・・・いつのまにか卵を産み付けてられたらと思うとあまり喜べません(^^ゞ
素晴らしい講義ですね~。興味深い事がいっぱいです。ありがとうございます。

Posted by: zucca | June 12, 2006 09:22 PM

nekozizouさん、
吉川先生はこの分野では最先端を行っておられると聞いています。 今まで蝶その物の生態にあまり関心が無かったのですが、これからは詳細に観るきっかけになりました。

Posted by: shima | June 13, 2006 08:39 AM

zuccaさん
講義ではもっとスライドがあり、それを撮影しましたが、自己コントロールして最先端情報は、ここに出すのを控えました。
講義の旨い、素晴らしい先生です。
これからは蝶の行動をもっと身近に観察できそうです。
でも毛虫はイヤですね。 せっかくの植物を食べられて。 

Posted by: shima | June 13, 2006 08:46 AM

Rさん
書き込み有難う御在ます。

特に今の時期、昆虫と戦う現実は時に非情になりますよね。
薬を撒かずに毛虫を退治する方法があれば、もう学校で教えてもらっているはずですから、方法は無いのでしょうね。
我が小さな庭でも虫との闘いはまだ継続します!

Posted by: shima | June 19, 2006 10:13 PM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 蝶の感覚:

« 自然のパターン | Main | 虫の足跡 »