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May 16, 2006

根来寺

5月13日、本来、大和葛城山から粉河に下る予定を、雨の為に予定変更して根来寺を見た。 紀伊駅からバスに乗り根来で下車。 歩いて寺に向かう。

流石にこの雨では観光客はまばらで私にとっては好都合。

この寺も元は役の行者が1300年前に創立したと言う。 葛城山系だから当然なのであろうが。

そして室町時代には2700以上の寺院、領地72万石を領したという。 しかし1585年、秀吉の紀州征伐により2-3の建物を残し全て焼失したという。

光明殿の横の小屋で入場券500円を買う時の坊さんとの会話:

「庭園も見れますね?」

「はい、御覧になれます。 でも静かにして下さい。」

「行者堂も見れますね?」

「はい、でも静かにして下さい」

「私が騒がしい人間に見えますか?」

「いえ、でも静かにしてください。」

腑に落ちないが靴を脱いで廊下に入ると見事な庭が雨に煙る。 すぐ後ろの山肌を借景(こんな近くの距離でも借景というか?)して大きな庭に見える。

Garden Komyoden

廊下を一回りして行者堂へ行く為に光明殿に入ろうとして足が止まった。

なんと本殿では仏前結婚式が行われている真っ最中である!

困った。 新郎新婦の直ぐ後ろを通ら無くては行けない!

漸く新婦の横に座っている僧侶と目があったので、指2本で歩く事を伝え、手で行きたい方向を示した。 すると僧侶は首を少し上下し手で“来い”と言った(示した)

抜き足、差し足、泥棒のように音を立てずにカップルの後ろを無事通過して行者堂に入る。

真っ暗。 一歩入ると電気が付き真ん中に進むと消える。 おかしな感じだ。

役の行者の前で座って挨拶するも暗くて顔が拝めない。 だからおもいきってフラッシュ写真を一枚撮る。 撮影禁止かどうかは不明。

Ascetic

再びカップルの後ろを通ろうとすると、丁度誓いの言葉が始まった。 まずい。 また暫く佇む。 御経の言葉と思うが多分、妻は夫に従う、夫は妻に従う、不義をするな、等の言葉を僧侶が発しカップルが一緒に復唱する。 そして区切りのついたところでそっと通り過ぎる。 入り口の先ほどの坊さんに

「あんたが静かにしろといった事は解かったよ。 ここの坊さんは皆仏前挙式をするのですか」 「いえ、あなたは非常にラッキーですよ。 私も始めてです。」

国宝で木造では国内最大の大塔は秀吉の征伐から生き残った建造物で秀吉軍による弾痕がのこる。 この大塔は1496年建立との事。

非常に感銘を受けた根来寺でした。

Big_pagoda Bullet_holes

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Comments

shima様。根来寺の写真はどれも立派ですね。
国宝の大塔、役の行者さん、光明殿と庭園、
拝観しに行きたいです。骨董の世界で珍重されて
いる”根来塗”は現存する数が少ないそうです。
このお寺のお坊様の創始で、美しい朱色の椿皿で
お菓子を戴いたことを思い出しました。

Posted by: nekozizou | May 16, 2006 02:51 PM

nekozizouさん
是非行って見る価値のあるお寺ですね。
この後に訪問した葛城山房では、ギャラリーの横に根来塗りのクラブが活動する部屋があり天然の漆を塗っています。

Posted by: shima | May 16, 2006 03:59 PM

週末は雨続きですね
雨の為根来寺見物もいいですなぁ
葛城山から根来まで・・・
すごいですね!

今週末に倶留尊山に登る予定です。

Posted by: mimi_papa | May 16, 2006 06:13 PM

mimi papaさん
いえ、葛城山へは登らずにJR紀伊駅から根来寺に行ったのです!
倶留尊山ですか、いいですね。
わたしはまだ登って無いです。

Posted by: shima | May 16, 2006 08:54 PM

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