ラインのワンド
1月13日に会社訪問の為、朝9時8分フランクフルト発の電車でコブレンツに向かった。
空はどんよりとした曇り空。
対岸にリューデスハイムが見えて来た頃にライン川にワンドが見えて来た。
ワンドに就いては昨年の7月24日付け“淀川は今”の中で紀平先生が明治初期に淀川に作ったワンドの説明を記しています。
このライン川のワンドを観ると確かに主流に土砂の堆積を防ぐ物だと思います。
ドイツ語でWandは壁体、隔壁の意味がありヴァントと発音しますから多分オランダ語でもこれに似た意味と発音で、それが大阪でワンドになったのではないかと推理します。
1月18日にオランダのナイメーゲンから電車でスキポール空港に向かいましたが電車がナイメーゲンの駅を出て直ぐにライン川の鉄橋を渡ります。 その時、やはりライン川にワンドが沢山見えました。
もっとも今の淀川のワンドは隔壁その物では無くその為に出来た湾状の溜りを言っていますが。
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Comments
有名なライン川、その悠々たる流れにこんなに
たくさんのワンドがあるのですね。流れをタテと
見るとワンドはヨコ縞。ナルホドと納得です。
Posted by: nekozizou | January 22, 2006 04:08 PM
nekozizouさん
横障壁を設置する事で主流に土砂が滞留しない仕掛けです。
多分この形がオランダを経由して明治の日本の淀川に伝わったのでしょうね。
今、淀川では一部でワンドの復活が行われています。
この場合のワンドは水の溜まりをつくり植物や魚類の棲家を作るのが目的です。
Posted by: shima | January 22, 2006 06:49 PM
shimaさま。とてもワンドは大切ということが
よくわかります。淀川はワンドで生物たちの
復活を図るのですね。自然環境を守ろうと
いう動き、感動的に受け止めたいと思います。
Posted by: nekozizou | January 23, 2006 03:07 PM
nekozizouさん
数年前に法律で自然に配慮するように変わりました。 役所と言う所は法律で動く物で特に国土省はそれから、かなり自然の保全に目が行くようになって来たようです。 他のケースは解かりませんが少なくとも淀川では、そのような方向に向かっているような動きがあります。
Posted by: shima | January 23, 2006 10:28 PM