非対象のバランス
コンテンポラリーアート展に出品したミニ織機の試織サンプルとして、イ草及びススキの織地の両端に杉の薄皮を貼り円筒を作成しました。
それをモバイル展示にしたのが写真です。 木柱の先端は針状に削ってありその先端で支えていますから、不注意に触るとバランスを崩し落下します。
説明:
三本の竹をトンボと見立てます。
中央の竹がトンボの胴体で、そこに二本の羽がボルトで止められています。
夫々の羽の先にイ草とススキの円筒が吊るされていますが当然重さが違います。
トンボの頭下部に凹部が有りそこに下から針の先端状になった木の支柱が合わさり、そこが支点となります。
重量バランスを取る為に筒体を提げた夫々のトンボの羽は支点よりかなり前方に振り出されます。
支点は針の先端状ですから円筒も全体も風や息を吹きかけると軽く回転します。
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Comments
円筒もshimaさんが織られたのでしょう?さすが、お上手です、綺麗な織になっています。
モバイル 写真では動きが見られないのが残念。
Posted by: zucca | December 14, 2005 10:28 PM
zuccaさん
円筒は杉の薄板(こはだ?)を織り上げたイ草とススキの端に糊付けし円筒状に接着しました。
モバイルの動きを御覧できるように考えます。
Posted by: shima | December 15, 2005 06:56 PM