森林管理
講座で気になった所は:
* 当初、1ヘクタールに3000本植林する。ほぼ50年を経過して最終的に700本位にする。 この間、金は出てゆくばかりで一切入らない。
* 山林1ヘクタールの木を売って300万円、切った後の手入れや植樹をすると500万円掛かると言う。
* 今、森林労働者は月収20万円位!
それでも日本の森林作業のコストが高く輸入木材と太刀打ちできない。
* こんな具合で、今山に金をかけても見返りが期待出来ないから政治家は森林の保全事業等には全く興味が無い。
こんな話を聞くと、森林でも絶望的になってくる:
全般的には、今、日本の二次林はほったらかしだから荒れている。間伐出来ない所はやがて木が死んで行く。 台風や大雨が降ると山崩れ、崖崩れが起こり、家や道路が寸断される。 ひょっとしたら政治家達はこのような情況を待っており、得意の土木産業が潤いそこから献金が入る。
本当は、政治が今、森林に手を入れ土砂崩れを森林の力で防げるような予防処置をすれば結果的にはコストが安くなるのではないのだろうか。
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Comments
shimaさん、こんにちは。
いつも自然大学のリポートは考えさせられる内容のものばかりですね。
目先ばかりで長期展望に欠けていますね、全般的に。(ちょっと過激かな)
利益優先もある程度はしかたない事だとは思いますが、素晴らしい森があってこそ、きれいな川、豊かな海が作られるのですよね。
Posted by: zucca | October 24, 2005 02:08 PM
zuccaさん
今、日本に欠けている事は(沢山有りますが)、そのような長期展望を持った政治家が居ないからでしょうね。
まだ解かりませんが民間人でこのような情況を打破しようと森林管理に取り組んでいる人も居るようです。
Posted by: shima | October 25, 2005 08:14 PM