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October 01, 2005

剣縦走:パート3

9月25日、今日は遅立ちなのに朝食が5時の為、朝の時間がユックリ過ぎる。

ついに堪え切れず、9時出発の予定を繰り上げ霧雨の中を8時20分に出発。

私が知らなかったルート、黒四ダムへの分岐を見る。 写真の丸太橋を渡って右岸から約1時間の登りと約6時間の下りで黒四ダムに出ると言う。いつかこのルートを使って見たい。(写真)damuhe

二股では吊橋の新築工事中。

先ほど追い越された夫婦が地図を見ながら上流を見ている。

一服していると一人の登山者が“私が2-30年以前に来た時はあの近藤岩は合流地点(吊橋の先)に有ったのに今は下流に流されている。(へー、あの大岩が4-50メーターも動いた?)

ここからは仙人新道の、かなりの急登が続く。 そして霧雨が雨に変わって上半身を打つ。

雨に煙る中、小さな紅葉を見つけた。(写真)shou_kouyou

池の平への分岐を過ぎると新築の木道が整備されて仙人池ヒュッテへ誘う。

12時半にヒュッテの戸を空けて挨拶すると“おばちゃん”が出てきて

“ああ、あんたら、この雨の中を良く来た。 さー、お茶を飲んだらそのままヒノキ風呂に入れ” “あのー、先ずお金を” “かねー、そんなもんは後で良い。あんたらは男3人とお嬢一人か。 女は少し時間がかかるから男3人が先に入れ”

背中を押される様に風呂場に導かれ、結構大きめのヒノキ風呂に入る。 雨の中、多少冷やされた体がじんわりと暖めてくれ思わず笑顔になる。 “おばちゃん”のやさしさが心に染み込んで来たのだ。

薪ストーブを焚いてくれた乾燥室に濡れた衣類や靴を吊るし、一息入れて食堂で昼弁当を食べる。 山小屋にこんなに早く到着した事は未だかって無い。

3年程前にここに来た京都出身で写真の好きなマスターとも色々話す。 始めは彼が“おばちゃん”の息子さんだと思ったが、息子さんは称名滝の前でレストレン(或いは宿)をやっており今は“おばちゃん”の跡を継ぐべく、お孫さんが修行中との事。

客が増えて来た。 室堂から直接ここに着いた3-40台の健脚一人旅人。 飛び込みの女性二人で両方共眼鏡をかけたヒョウキンなペア。 二股であった近藤岩の男。 やはり二股で出合った夫婦は明日、小窓雪渓から三の窓に登り剣を登頂して剣山荘へ行くといっており我々より早く二股を出発したが、小屋へは大分遅れて到着。 理由を聞くと、雪渓の偵察に行ったのだが、出来立ての熊の糞に出会い、早々に引き上げてきたとの事。彼らはマスターに明日、三の窓方面へ行く人が居ないか聞いていた。

最後はトロリーバスで黒四から上がって来た千葉の人で何処かの雪渓登りをピストンでするので2泊すると言っていた。以上、私が話しをした今日の宿泊者。 あと2-3人居たか。 夕食後、夫婦と千葉の人が地図を見ながら話しており、結局千葉の人は夫婦と一緒に行く事になった。 いったいあの夫婦は何故ここに来たの? 始めから他人頼みで登ろうと思って来たのか?

夕食:

こんにゃく漬物、蕨の一種の塩漬け酢作り、冷奴、天麩羅盛り合わせ、シチューと机上には新湊のT商店のイカ黒作り(絶品)とQちゃん。 これに味噌汁とご飯(旨い)。

つい食べ過ぎて横になれない! 山小屋でこれだけ食べた経験は未だかって無い事。

食べすぎでは眠れないから食堂に居る。

ここは食事の前にマスターが9時まではここで団欒して結構ですと。

昨夜とは大違いである。

食堂の壁には“おばちゃん”の旦那さんが箱カメラで撮影に向けて対象物を見ている大きな写真が掲げられている。 その写真を尋ねると、旦那さんがクモマクカになった時や、どうやって病院へ入ったのかの説明をしてくれ、更に何もせず(出来ず)ただそのストーブの前に座っているだけで存在感が有ったと、それが心強かったと、懐かしそうにその場所を見つめていた。だから亡くなった時は本当に心細くなった。当然ですね。

ヒョウキン女性2人組は、本来、阿曾原温泉へ行く予定がココに泊まってしまった自分達のいい加減さを笑っていた。 明日はここから一気に欅平へ行く予定。

ところが、さっき一緒に外で満天の星を見、私達が明朝は池と裏剣が良く見えると思うしマスターから教えてもらった国土庁の観測機器が設置された山頂へ行き360度の展望を眺め、ユックリ出発して阿曾原で泊まると話すと、二人共考え込んだ。 そして、“それもいいかもね”等と言い出した。

こうして、9時頃にゆっくり寝床に入った。

この宿の運営は当然“おばちゃん”の心が全てに影響しており、他の山小屋のそれとはかけ離れている。 だから“おばちゃんファン”の固定客が多いと思う。

一方、通常の登山者は真砂山荘からここを飛ばして阿曾原温泉へ行く。

この小屋が将来も存続出来る事を心より願う。ガンバレ!(写真:皆さんにおばちゃんを見て欲しいので私の部分をカットしました)obachan

私も必ず又、ここに来たい。

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Comments

shimaさん

歩いた後にゆっくり温泉、最高ですね。
おばちゃんの横はshimaさんですか?フムフム
必ず又ここに来たい・・・と思わせてくれるおばちゃんの山小屋は暖かくて居心地良かったのでしょうね。おばちゃんもまた温かな人柄なのでしょう。夕飯も豪華で、食べ過ぎてしまうほど美味しかったのですね。
紅葉はチョットだけでした?ナナカマドまだみたいですね。

Posted by: zucca | October 01, 2005 03:57 PM

zuccaさん
横は、、私です。 始め顔をスプレイで加工しようと思ったのですが。
この小屋が他より小さい事もあるのでしょうが、他の小屋とは全く違う雰囲気で、おばちゃんが作りだした物ですね。
紅葉はちょっとだけでした。
来週あたりか。
ああー、又行きたくなります。

Posted by: shima | October 01, 2005 11:27 PM

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