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August 29, 2005

織りシステム

ミニ織機を作ってしまった。

自然大学の活動で11月に子供を対象にしたエヴェントがありそこに私のグループ10人で何を出品するかの検討を行い小物の工作出品を決定した。つまり私のミニ織機は不出品。

私のミニ織機が生まれた経緯は、

1.以前の野外授業で河川敷公園に生えているイ草を始めて教えてもらった。イ草が軸を真直ぐに伸ばしている姿が目に焼きついていたので何か利用できぬか。

2.先ず試作したのが昔近所の農家で蓆を作る作業が目に浮び簡単な装置を作った。

自分でイ草を挿入して結ぶ作業をすると約6cmを作るのに小一時間要した。

3.ここから突然織をやろうとの発想が浮び揚がる。詰まり、これであれば比較的短時間で自然物(イ草)を織込み加工すれば壁掛やコースター等作成出来、しかも他のグループが絶対に考えないであろうユニークな出し物になる。

4.織機は昔近所で手機(てばた)を織っている所を良く見ており、基本的な動作は全て頭の中に入っている。

5.建築廃材を入手できたので適当なサイズの材料を並べて、頭の中の織機デザインから何処にどの材料を使い、どの様に加工したら良いかを頭の中で検討する。(4-5日)

6.だいたい構想が出来てから2日で最初のミニ織機1号が完成。 経糸に綿糸を使い横に幅を合わせて切断したイ草を一本一本挿入し試織をして見事織りあshokki_1がる。 

shokki_1_2 sample_1

   

7.更に欲が出て2号機に取り掛かり3日で仕上げる。

8.これで訪れた子供達自身に12-13cm織らせ、枠を加工指導して持ち帰ってもらう。 約20分位か。

しかし500-800人位の来場者が来る事を基本に考えているので、この織りシステムは無理という事になった。

私が1号機の写真を見せたある人は即座にこのシステムの価値と更なる利用拡大を話し始めたので、もしこのシステムが採用されなければ1号機はその人に贈呈すると約束。

2号機は更に改良を重ねて可能性を探る為、手元に置く事にした。

下の写真2枚が2号機です。

shokki_2  shokki_2_1

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Comments

shimaさん 

織機を作ってしまうなんてスゴイ!本格的な織機ですね。
これなら蓆だけでなく、他のものも出来そうです。縦糸の本数を多くしたりしてさらにヴァージョンアップしたら、裂き織なども出来ますよ。玄関マットやタペストリーなども作れそうですね。
3号機、4号機・・・楽しみにしています。

子供達も喜ぶのではないかと思うのですが・・・。もうチョット台数が多くないとダメって事なんでしょうか。

Posted by: zucca | August 30, 2005 08:47 PM

zuccaさん、
この様な機会が無ければ作る事も無かったのですが、しかし製作時間が少なくもう少し実用に耐える物に改造して行きたいと思います。
但し織り幅には限度がありますが。(現在の物は約15cm)
例えば来場者が50人位であれば良いのですが、500-800人となると無理になるようです。

Posted by: shima | August 30, 2005 09:24 PM

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