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March 19, 2005

新玉川温泉、乳頭温泉、酸ヶ湯へ

bokashi 新玉川温泉、乳頭温泉、酸ヶ湯の旅
大阪から2泊3日で“みちのく最強の三秘湯”へ行って来ました。
3月12日は仙台到着後にバスで中尊寺に途中下車。
盛岡ICで46号線に入り奥羽山脈に入る辺りから降雪が多くなり両側に雪の回廊を高くしてゆく中、漸く田沢高原ホテルに到着。 このホテルの風呂は乳頭温泉と同じ湯源といわれている。 小さいけれど露天風呂に入ると雪が舞いおりる。
13日は朝風呂の後、同じバスで愈々第一目的の新玉川温泉に向かう。 昨日からの雪で所々雪回廊は高くなり到着する事が出来るのかと心配。
この道は宝仙湖の所で冬季全面通行止めとなる。 8:55分の路線バスが入る時のみゲートが上がるから自家用車はここで路線バスに乗り換えざるを得ない。 我々のバスは路線バスの直後に繫がって進行しやがて新玉川温泉に到着。 一軒だけで、(奥に玉川温泉がある)帰りは路線バスが確か12:30に出るからそれに合わせてスケジュールは決まる
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この温泉には大量のラジウムが含まれ塩酸(塩酸!)を主成分とした強酸性の泉質と書いてある。 源湯100%の湯に入ると全身に染み込み小さな傷には痛みが走る。 飲泉には50%の希釈された物が出てき、それをコップに汲んで更に水で5-8倍に薄めて飲むとスッパイ。 酢を飲んでいるようだ。 
露天風呂は雪に備えてガラスで囲ってある。  その横には温熱浴用のプラスチックシートで出来た箱様があり、それを被って寝ると床から熱が伝わってくる。 再度湯に入り、多分1時間半位して上がり昼食を摂るが当然乍、体がだるい。 流石に風呂好きの私でもこの強烈な風呂には少し入り過ぎたのかな。
帰り際に貰った湯治のしおりを読むと“泉質が強酸性のため、浴槽内で肌をこすると、皮膚がただれて入浴が苦痛になることがあります”と書いてある。
又、飲む場合は“約10-15倍に薄めてゆっくりと一口ずつ15-20分かけて飲む。(強酸性のため歯に影響しますのでストローで飲むか、飲用後は口をうがいしてください”と書いてある。 あーあー、入る前に読むべきである。
それにしても良くこんな降雪の中、この湯に来る事が出来た幸運に感謝。 旅行会社にも感謝。 
次は、再び田沢湖に向かいその奥にある乳頭温泉へ向かう。
雪は益々積雪をあげ回廊を高くする。 ガイドさんはこの雪で雪の回廊が築かれているので、歩くのは危険だから充分注意するようにと言われ、バスは乳頭温泉の中の大釜温泉に到着。ここは旧小学校の校舎を利用して出来ている。
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私は先ず、雪の中を歩いて蟹場温泉へ向かう。 約10分程であるが確かに車が来ると怖い。 入浴料500円を支払い歩道に積もった狭い雪回廊をすこし下ると露天風呂がある。
脱衣場は男女別だがあとは混浴。 風呂は地面から下に浴槽があり全くの外湯であるから首だけ上が雪の中。 周りは雪だらけ。 しかし宿からここに来る道とこの雪に囲まれた風呂の光景は何物にも変えられない。  この湯質はあまり良く判らないが比較的透明性が高い。 蟹場の内湯は乳白色をしているが。
湯を上がると、再び大釜に帰り、そこの風呂に入る。 ここの湯は乳白色をしている。
資料ではここは乳頭山(1473m)、駒ケ岳(1637m)への登山口のようですから研究して何時かは乳頭山に登りここに下ってユックリ温泉につかりたい。
帰りは再び田沢湖から東に抜けて東北自動車道で湯瀬温泉に行き湯瀬ホテルに到着。
通常夕食前には風呂に入るのであるが流石に入る気がしなく、そのままの夕食である。
しかし矢張り気になり、地下の浴場へ行くと、そこには非常に大きな風呂があった。
しかも誰も居ない? いや一人いたがその人は一人で怖くなったと出ていった。
小さな露天風呂に入って、一体今日は何回風呂に入ったのかと思わず自分ながらよくやるなーと感心した。
14日は、同じバスで十和田湖を見てから奥入瀬渓流を下って八甲田山の中腹を場所に依っては5-6メーターの高さの雪回廊の中を縫って一軒宿酸ヶ湯(スカユと読むそうです)へ。
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ここは300年程前に開かれた温泉宿で泉質は酸性硫黄泉で飲むと矢張りかなりスッパイ。
総ヒバ千人風呂へ入る脱衣所は男女別であるが中は混浴。 でも寒いせいか湯気が多量にあり向こうは朧の彼方。
ここには洗い場が無いから手拭いで拭いただけなので湯の成分がそのまま体に付着し、ツルツルしたその感触は翌日家で風呂に入るまで続いた。
ここでも一番長湯をしたのでバスの中では少々バテ気味となった。
酸ヶ湯に就いてはカテゴリー”温泉”で見つかった”Chega de Saudade"さんのページに詳しく乗っています。
また、"Chega de Saudade"さんのホームページには温泉情報が沢山あります。

酸ヶ湯温泉(すかゆおんせん)@青森市ついに、ついに念願の酸ヶ湯に入ってきました。

青森空港への途中であまり期待していなかった“ねぶたの里”に寄り感激して帰りました。

2泊3日で最強の3大秘湯訪問はこのように終りました。
途中“俺はなんでこんな風呂の入り方をしているのかな”と疑問を持ったが、終わって見ればこの雪の中であれだけの温泉に入る事が出来た事は非常に幸運でした。

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Comments

酸ケ湯温泉、良かったですか?
青森には、いっぱい良い温泉がありますから
又のお越しを御待ちしております。(笑)

Posted by: みちのく温泉マン | March 19, 2005 10:32 PM

さすが、みちのく温泉マン 様
コメント有難う御座います。
酸ヶ湯はそこに行く道中、つまり雪回廊を通行中からすでに雰囲気に飲まれ到着してこの様な場所に悠然と座っている姿は、まさに300年の貫禄です。 風呂の中も多分昔の面影をそのまま引き継いでいる様子。 風呂は、前日に新玉川温泉を経験しているので、その酸性には慣れ、つい長湯をしました。 その湯の効能は翌日まで体にしっかり吸収されていました。
今147目の湯ですね。 どこまで攻撃するのでしょうか。 新玉川は行きましたか? アーっと、青森ではありませんね。
時々ページを訪問させてもらいます。

Posted by: shima41 | March 19, 2005 11:13 PM

はじめまして。Blog"Chega de Saudade"の管理をしておりますponと申します。トラックバックありがとうございました。温泉情報というよりは、私的な温泉備忘録の当Blogですが、お役に立つ情報があったなら幸いです。青森へのまたのお越しをお待ちしておりま〜す!

Posted by: pon | March 20, 2005 09:25 PM

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